第8回北日本支部医学検査学会学会長 居鶴 一彦 一般社団法人日本臨床衛生検査技師会北日本支部医学検査学会を担当いたします山形県臨床検査技師会を代表し、挨拶を申し上げます。 「北日本支部医学検査学会第8回」は、2019年10月5日(土)6日(日)山形テルサおよび霞城セントラル(山形市)にて開催いたします。 学会のテーマは「不滅の法灯~臨床検査をさらに明るく~」と致しました。 比叡山延暦寺の根本中堂には、天台宗を開いた最澄の時代に始まり、以来1200年余の長きにわたり、消えることなく守り伝えられている「不滅の法灯」といわれている灯火があります。 この「不滅の法灯」は、山形県の「宝珠山・立石寺」に分灯されており、織田信長による比叡山延暦寺焼き討ちの際に消えた法灯は、立石寺から延暦寺へ移し、今日まで途切れることなく守り続けられています。現在は岩手県中尊寺など全国の寺院にも分灯されています。 法灯は、釈迦の教えを世の闇を照らす灯火にたとえていわれている言葉で、宗門、宗派に伝わる教え(法燈)を師から門弟へと伝えることです。これを伝燈といい伝統の語源となっています。 伝統は、国、会社や学校などの組織、更には家庭の中で、習慣や様式、技術、更には風俗やしきたりなどとして、古くから受け継がれてきたものをいいます。そして何よりも重要なことは、「不滅の法灯」が今なお光を放ち続けており一隅を照らしていることです。 我われ臨床検査技師を取り巻く環境は日々変化をし続けています。臨床検査という法灯が、さらに明るく一隅を照らし社会に貢献できることの思いを込めテーマといたしました。 会員の皆さまには多くの学会参加、一般演題登録をお願い申し上げます。また、賛助会員の皆さまの積極的なご支援を賜りますようお願い申し上げます。 10月初旬でもあり、美味しい食べ物、お酒を用意しておりますので、臨床検査学識の向上、情報交換として学会をお楽しみください。 山形県臨床検査技師会会員一同、心より皆様の参加をお待ち申し上げます。